針江の生水
2010.02.01
こんにちは!
今日は新旭の針江という小さな町の川端(かばた)をご紹介します。
針江の生水は、NHKの映像詩 《里山~命めぐる水辺》の舞台となり、
有名になりました。
平成の名水百選にも選ばれています。
針江では、昔から鉄管を約20mうちこむと、非常に綺麗な地下水が湧き出す地区です。
比良山系に降った雪、雨水何年もかかり伏流水となりこの地域を通り、
琵琶湖に流れていると考えられています。
町の人はこの水を《生水(しょうず)》と呼び、昔から大切にされてきました。
各家庭の元池(もといけ)から湧き出た生水は一番きれいな水がたまる壺池(つぼいけ)に入ります。
壺池の水はお料理、野菜の洗い水に、また洗面に使われ、水は端池(はたいけ)に流れます。
端池にはたくさんの鯉が飼われ、食べ物のくずなどを食べ、水をきれいにします。
水は家の前の小川に入り、そして隣の端池に入り、
また川に戻り、やがて琵琶湖に流れつくのです。
このシステムのことを川端と呼ばれているのです。
見学は、各家庭の敷地内ですのでガイドツアーが設定されています。
予約をしてご利用ください♪
お弁当付きのプランがあったり、ゆっくり針江を楽しんで頂けると思います!
藤田瑠美