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国宝十一面観音立像

2010.03.08

今日は高月町にある、渡岸寺観音堂(向源寺)の国宝十一面観音をご紹介します。

高月駅から北東650m、真宗大谷派向源寺の所属で、渡岸寺観音堂は通称です。

奈良時代、聖武天皇の勅願により、泰澄が十一面観音立像を刻んで観音堂を建立したと伝え、その後最澄が七堂伽藍を建てて以来栄えたといいます。
 上半身

戦国時代、浅井・織田両軍の戦いで、寺は焼失しましたが、本尊の十一面観音立像は土中に埋められて災禍を免れたといいます。高さ1.95m、平安初期の一木造で、井上靖の『星と祭』や水上勉の『湖の琴』、土門挙の写真などにより、全国的に有名です。眉から鼻へかけての線は秀麗かつ気品に

溢れ、腰を少し左にひねった姿態は、官能的でさえあります。

小面の配置に特徴があり、両耳の大きな耳とうがインドや西域の作風を伝えています。

正面

 明治30年(1897)、国宝の指定を受けたものの、昭和に入って観音堂が建てられるまで、仮小堂に安置されていました。他に国の重要文化財の胎蔵界大日如来坐像や県指定の文化財を多数有します。
<国宝>木造十一面観音立像
<重文>木造大日如来坐像

所在地 滋賀県長浜市高月町渡岸寺50
アクセス 公共交通機関 JR北陸本線「高月駅」下車 徒歩 10 分
北陸自動車道木之本ICから車で15分
駐車場 普通車30台
大型車5台
料金 仏像拝観300円
団体割引30名以上240円
営業時間 9:00から16:00
定休日など 年中無休
お問い合せ 渡岸寺観音堂
TEL:0749-85-2632
 

ロテル・デュ・ラクから車で約30分で着きます。

ぜひ一度行ってみて下さい。

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