一期一会の意味
2011.08.14
一期一会は誰もが耳にしたことがあるであろう有名なことわざです。
その言葉の意味は、「あなたとこうして出会っている瞬間は、二度とめぐってはこないったた一度きりのものです。あなたと巡り合うことができたこの瞬間を大切に想い、今できる最高のおもてなしをしましょう」という意味です。
実はこの言葉、滋賀県から広まった言葉なんです。
この言葉のもとになる言葉は茶道の名人「千利休」の言葉であり、
彦根城の藩主「井伊直弼」が著書『茶湯一会集』に「一期一会」という言葉にして世に広めました。
井伊直弼というと、幕末の動乱でのクローズアップが多いのですが、
多趣味で多くの才能に秀ており、茶の湯では「宗観」の名を持ち、一派を開くほどの人物でした。
井伊直弼は兄弟も多く、十四男であったため32歳まで埋木舎(うもれぎのや)と名付けた邸宅で世捨て人のように暮らし、勉学や趣味の幅をひろげました。
その埋木舎は彦根城のそばにあり、有料で入館することもできます。
埋木舎をみずして井伊直弼は語れないと呼ばれるほどゆかりの深い建物です。
彦根観光の際はぜひお立ち寄りください。
茶道から始まる日本の「おもてなし」の心。
当館では「私の別邸」として「一期一会」のサービスをお届けします。
ロテル・デュ・ラク
城楽