俳聖に愛された琵琶湖
2011.05.08
四方より花吹き入れて鳰の波
こんにちは。
琵琶湖は四季折々の表情を見せ、地元の人々ですら飽きることがありません。
今日はそんな琵琶湖について俳人の視点からご紹介いたします。
最初に書いた句は、琵琶湖を最も愛した、俳聖「芭蕉」の句です。
大津の洒楽堂に招かれた際よまれたとされており、
この句の碑は、白髭神社(高島市)・塩津神社(長浜市西浅井町)・良畴寺(長浜市)と、
句の通り四方から琵琶湖をのぞむ地にのこされています。
晩年琵琶湖で過ごしたこともあった芭蕉は本当にこの地を愛しており、
自ら残した遺言により、芭蕉の墓は大津の義仲寺にあるほどです。
琵琶湖は芭蕉だけでなくそのほか多くの俳人たちに愛されています。
そのため、琵琶湖周辺では多くの句碑が残されています。
悠久の美を眼前に望みながら、
その一瞬の表情を切り取った句碑を巡る旅をしてみてはいかがでしょうか?
城楽