【神の住む島】竹生島~ちくぶしま~
2009.05.06
竹生島は、長浜市の湖岸から約6キロメートルにあり、周囲2キロメートル、面積14平方メートルの琵琶湖上で沖の島に次ぐ2番目に大きな島です。
島の名前は「神の斎く(いつく)住居(すまい)」を意味し、その中の「つくすまい」が「つくぶすま」と変じ「竹生島」になりました。
また、「竹生島」という漢字は、竹が生えているからという説や、島の形が雅楽などで使われる楽器の笙に似ていることから付けられたという説などがあります。
神の住む島といわれ信仰の対象として、また美しい島は琵琶湖八景のひとつとして、昔から多くの人に親しまれてきました。
かつては神仏一体の思想で発展してきましたが、明治時代の神仏分離令によって、弁才天を本尊とする「宝厳寺」と浅井姫命を祀る「都久夫須麻神社」に分かれています。
冬季になると水鳥が飛来する琵琶湖では、多くのカメラマンが竹生島を背景に水鳥を撮影に来られます。また、湖岸から眺める夕日と竹生島の情景は幻想的ですらあります。